ひさびさの銭湯訪問です。本日はJR伊勢崎線と東武伊勢崎線が乗り入れている伊勢崎駅から歩いて一分くらいの銭湯「第一えびす湯」に行きました。もともとはこの伊勢崎駅あたりが町の中心なのですがドーナツ化現象によりひとびとが多く集まる場所、ショッピングセンターや映画館(シネマ・コンプレックスなど)は町の周辺に移転してしまいました。それだけにこの伊勢崎駅前には昔ながらの風情があるお店が今でもがんばって営業しています。
「第一えびす湯」さんの正面。定番の「ゆ」ののれん。一台の自転車。やっぱり銭湯の前には自転車ですね。ベンツじゃ似合わない。車じゃなくてベンツの自転車だったらおしゃれだから許します。
背後に見えるのは現在建設中の市街地市民住宅です。
このあたりは南米から来て日本で働いているひとたちがたくさん暮らしています。いちばん多く住んでいるのは大泉町で人口の10%くらいが南米のひとたちで夏の祭りにはサンバ大会も開かれる。伊勢崎市も南米ほか、パキスタンやバングラデシュのひとたちが暮らしています。イラン人も多かったが最近減少したように思われます。市内にはイスラム教徒たちのための「モスク」もあります。
「第一えびす湯」さんの向かいにはブラジルの居酒屋がありました。そのうちこの「第一えびす湯」さんで風呂あびた後にこのバーでピンガか何かを一杯飲みたいものです。水割りピンガになるだろうけれど…。
下足場から番台の後ろを見たところ。ダルマが飾ってありますね。有名な高崎ダルマなのでしょうけれど何を祈願しいいるのかな?千客万来、商売繁盛というところか。
番台には陽気そうなおじさんがテレビでオリンピックの女子レスリングを観戦していました。ビデオを使った審判員の判定には「なんだ?ありゃ」と大きな声を出して見入っていました。
カメラには撮れませんでしたが湯船には浅いのと(子供用か)深いのが(大人用)あって、深い湯船が設置されているということが、この「第一えびす湯」さんが昔ながらの由緒正しい銭湯であることを証明するものです。
帰り際銭湯の裏をのぞくとこの「第一えびす湯」さんが燃料としてマキを使用していることがわかりました。これも由緒正しい銭湯の証です。
訪問したのは午後4時ころ。番台で入湯料金360円とタオル代を払って脱衣所で服を脱いでいると浴場からご近所の常連と思われるおじさんが出てきて、あとはfuqusukeのひとり貸切銭湯のようなものでした。もう少し時間が経てば仕事を終えたひとたちや近所のひとたちとにぎわうことでしょう。
マキで沸かしたお湯なんて、いいですねえ。入ってみたいです。
昔ながらの銭湯って、なんでこんなに魅力的なんでしょうねえ。
銭湯探訪シリーズ、ぜひつづけてくださ〜い。たのしみにしてます。