2003年09月25日

Gallery v1.4をインストール

先日ひさしぶりにPHOTOFRIDAY http://photofriday.com/ をながめていて気づいたことは、海の向こうのあちらのひとたちはGallery http://gallery.menalto.com/ というソフトを使っているのですね。レイアウトがきれいなので自分もインストールしてみたいと思いました。

最初、infoseekにインストールしようとしましたが失敗し、次にlolipopにトライしたのですが、ここでも設定の途中でconfig.phpと.htaccess(←ふたつともワカラナイ)に躓きました。憂鬱な気分のまま、しばらく小休止。気分を取り直してふたたびトライしました。

そのうち、あれやこれやとやっていたら偶然が作用したのか、なんとかインストールできました。しかし、はたしてこれからも偶然の女神が微笑んでくれるものだろうか…。

言語の壁とWEB技術の足りなさはまったく無駄な時間を費やすものです。

*追記 2004/10/5
上の記事を書いてから早いもので一年あまりが経過しました。今はconfig.phpと.htaccessの意味するところが、わずかですが理解できるようになりました。それでも"Gallery"のインストールはBlogの設置と同じくらいムズカシイものだと感じています。上の記事を書いた少しあとに一度は"Gallery"の設置に成功したのですが、掲載した友人の写真を削除してほしいなどと注文がつき、写真を削除しているうちに"Gallery"の設定そのものも狂ってしまいました。復旧させようとしましたがなかなか修復できませんでした。結局再度新しくインストールし直しました。
gallery.menalto.comのインストールで検索でこのページにたどり着くかたもいるようなので書いておきます。
現在ここで"gallery"を運営しています。使っているのは岩手に住む昆虫好きのわたしの友人です。スライドショーなども一応は動いているようです。
ブナの森・昆虫館
"gallery"のインストール、設置にはサーバーを選ばなくてはなりません。設置できるところは限られるでしょう。わたしが設置したのはロリポップです。XREA.COMあたりでも設置できるのかどうか?無理かもしれません。参考にしたのはこのページです。わたしのパソコン環境はWindowsXP、使ったソフトはFFFTPと解凍レンジ、そしてMKEditorです。
http://gallery.menalto.com/modules.php?op=modload&name=GalleryDocs&file=index&page=gallery1-install.unix-ftp.php
ダウンロードしたファイルを解凍します。
ロリポップ・サーバーに"gallery"という新しいフォルダを作ります。ここに解凍したフォルダやファイルをアップロードします。ファイル名で転送切り替えモードでOKだったと思います。
手元のパソコンのエディタで中身のない"htacess.txt"と"config.txt"という二つのファイルを作ります。つまり名前を付けて保存にテキスト形式を選ぶだけです。この二つのファイルをサーバーにアップロードしてから名前を".htacess"と"config.php"に変更します。(".htacess"ファイルはWindows上で名前を付けようとしてもできませんので注意。)
"gallery"フォルダの中に新しく"albums"というフォルダを作ります。
フォルダとファイルの属性を変更します。
albums → 777
.htaccess → 666
config.php → 666
setup → 755
属性を変更したらhttp://www.example.com/gallery/setup/index.php へアクセスしてみてください。configuration wizard が開始されます。

Adminの画面の表示に成功したら最初はアルバムではなくカテゴリーを作るのがいいみたいです。これは"Gallery"以外のフォトアルバム、たとえばCoppermineアルバムでも同様のようです。わたしの感覚ではアルバムの中にカテゴリーがあると思うのですが、海の向こうのかたの感覚ではカテゴリーの中にアルバムがあるようです。このあたりは文化の違いなのでしょうか?どう思われますか?

Posted by fuqusuke at 20:43 | Comments (0)

2003年09月22日

ウィルス対策ソフトを終了させる新ワーム( W32.Swen.A@mm)

プロバイダからのメールによると新ワームが発生したようです。なんでも「ウィルス対策ソフトを終了させる」のだとか。これほど新しいウィルスが登場すると、このままWindowsを使っていていいのか?と、はなはだ疑問に思います。OSをMacかLindowsあるいはLinuxに変えてしまう方がいいのかもしれません。

以下引用

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影響を受けるシステム:
    Windows 2000, Windows 95, Windows 98, Windows Me,Windows NT,
   Windows Server 2003, Windows XP

特徴:
  (1) W32.Swen.A@mm は、独自のSMTPエンジンを利用して自身を拡散する
    大量メール送信型のワームです。KaZaAやIRCなどのファイル共有ネット
    ワークを介して拡散を試みます。
    また、
    動作中のウイルス対策プログラムやパーソナル・ファイアウォール・
    プログラムを終了させようとします。
  (2) W32.Swen.A@mm は電子メールの添付ファイルとして届きます。
    メールの件名、本文、差出人欄に表示されるアドレスは不定ですが、
    中には、Microsoft Internet Explorerの修正プログラムの案内メール
    を装ったり、qmailからの送信エラー通知メールを装ったものもあります。
  (3) W32.Swen.A@mm は機能面では W32.Gibe.B@mm に似ており、
    C++で書かれています。

Posted by fuqusuke at 23:13 | Comments (0)

2003年09月13日

映画「風の絨毯」

butaiaisatu.jpg何の予備知識もなく高崎市民ギャラリーに出かけた。てっきりイラン映画とばかり思っていたら、会場の照明が落とされ銀幕スクリーンに現れたのは飛騨高山の風景です。日本とイランの共同制作映画というのは初めての試みらしい。
この映画は、これまで見てきたイラン映画とはかなり趣を異にしています。「運動靴と赤い金魚」「カンダハール」「ブラックボード」「酔っ払った馬の時間」などのイラン映画を念頭において見に行くと肩透かしを食らいます。映画のサブタイトルには「日本、イラン友好関係」のコピーがしっくりします。わが国の正倉院の宝物にペルシャ文化の影響が濃厚な品々がたくさん見られるように、この映画は21世紀のシルクロード、日本とイランを飛び交う「魔法の絨毯」です。物語よりも企画を評価すべきなのでしょう。映画のシーンでいちばんよかったのは昼夜を問わず飛騨高山の祭屋台の装飾のために絨毯を織り続けるイランの女性たちの姿でした。

写真、上映の前に舞台挨拶する主演の柳生美結ちゃん(中学一年)と絵本作家の野村たかあきさん。

映画「風の絨毯」サイト http://www.kazeju.jp/


Posted by fuqusuke at 23:22 | Comments (0)

2003年09月10日

試行錯誤のXOOPS設置

xoops.jpgHTMLのいろはもわからないのにCMS(Content Management System)というデータベースと連動したサイトを立ち上げてみたいと思った。これはMovableTypeと同じく自分には敷居が高い。今朝なんとかXOOPSというCMSのソフトウェアをレンタルサーバにインストールした。だがphpAdminというデータベースの管理画面を見るとチンプンカンプン、さっぱりわかりません。XOOPSの公式日本語ページを見てもわからないことだらけ…。
その後なんとかXOOPS管理画面までたどり着けて、いろいろと設定をしている。管理画面が開けなかったのはノートンのインターネット・セキュリティが原因だった。状態を無効にするとなんなく管理画面が表れた。しかし、それからの設定がまたわからない。試行錯誤しながら設定しています。
先のphpAdminは関係なかった。一時はphpAdminの英語のページを翻訳サイトを使って調べなければいけないのかとも思ったのだが、そうではなかった。それにしても私はXOOPSでいったい何をしようとしているのでしょうか。先を考えると暗然たる気持ちになります。

本日の教訓。WEBやデータベースの知識もない人間(つまり私)が好奇心にまかせてCMSなんてものに興味をもってはイケナイ。時間を無駄に費やすだけ。でも、やってみたいんですよね。サイトのアドレスはまだ中途半端なので書きません。サーバは「ナウでヤングな…」というふれこみのところです。

Posted by fuqusuke at 16:25 | Comments (0)

2003年09月07日

ちぐはぐな社会派ドラマ

先に載せた群馬県新田町の「日本映画史フェスティバル」も本日の木下恵介監督作品の「日本の悲劇」と「喜びと悲しみも幾歳月」の上映をもって終了。

ところでこの映画会の観客ですが圧倒的に中高年の方々が多い。昨日のプログラムは「大魔神」と「ゴジラ」('54)だったので、若いひとも見にくるのかなと思って客席をながめていたのだが、それらしいのは数人だけで、客席は普段どおり年配のひとたちばかりだった。「大魔神」も「ゴジラ」ももはや彼らの興味の対象外なのかもしれない。彼らの関心事は映画よりもサッカーやTVゲームなのだろう。
町で企画する上映会なのだから採算を気にしなくてもよいのかもしれない。中高年者を対象にして満足してもらえば、それでよいのかもしれない。しかし、これが民間の企画なら大赤字であろう。上映会に合わせたロビーで「山中貞雄と前進座」に関する展示品を陳列していたが、これは「フィルムセンター」でおこなうべきようなもので、小さな町の文化ホールでこのような企画をやってもどれほどの人たちに興味をもたれるのか、疑問が残る。田中純一郎にこだわることなく、もっと自由に多くにひとびとの関心を集める映画フェスティバルにしてもらいたいと思う。

木下恵介監督の「日本の悲劇」。社会派ドラマとでもいうべき路線を狙ったのかもしれないが、見事に失敗作。中途半端な仕上がりになっている。監督の得意とするホーム・ドラマと「社会派」がうまく噛み合っていないのだ。逆に笑えるのはホーム・ドラマの部分で、自宅で英語塾を開いている上原謙(東宝で若大将シリーズをやった加山雄三のお父さんです)が若い女性(桂木洋子演ずる歌子)の塾生に恋をするエピソードなどはかなり笑える。二枚目ではなく三枚目を演ずる上原謙は初めてだ。「ぼくの日記を読んでください。それを読むとぼくが真剣だと貴女にわかるでしょう」と言って数冊分の日記を若い「彼女」に手渡す。これほどナイーブでピュアなおやじがいるだろうか?いや敗戦から10年くらいまでには、まだこんな純粋なおじさんがいたのかもしれない。しかし、これは本筋とは関係ない。物語の主人公は敗戦後闇屋をして(時にはからだを売ってまで)ふたりの子供を育てた望月優子で、現在は熱海の旅館で仲居さんをしている。映画のストーリーは苦労したのにもかかわらず子供たちの気持ちが母親から次第に遠のいていき最後は望月優子が鉄道自殺をしてしまうというシリアスな話なのだが、肝心なこの母親になぜか感情移入できない。もっと母親に的を絞ればよかったのかもしれない。英語塾の先生のエピソードなどを入れることによりテーマが分裂してしまったようだ。

Posted by fuqusuke at 21:22 | Comments (2)

2003年09月04日

「稲妻」と「紀ノ川」

donchou.jpgわが家からさほど遠くない町(群馬県新田町)で毎年恒例の「日本映画史フェスティバル」が始まった。この映画祭はこの町の出身の日本映画史研究者田中純一郎氏を記念した催し物で、今年で6回目になります。
本日の上映は成瀬巳喜男監督の「稲妻」と中村登監督の「紀ノ川」でした。
「稲妻」高峰秀子が観光バスの車掌さんをしていて、どうやら銀座や浅草近辺をガイドしています。子供が下車するときには体を抱いてやったりする気遣いある車掌さんです。このバスが今じゃお目にかかれないボンネット・バスで郷愁を誘います。東京の風景も敗戦から10年足らずなのでオート三輪が走っていたり、街の看板の書体などになかなか味わい深いものがあります。日本の住居とは木造なんだとあらためて感じさせます。高峰秀子のお母さん役が浦辺粂子なのですが、このお母さんは4回も結婚しているので高峰秀子の兄弟はそれぞれ父親が違うのです。姉がふたり、兄がひとり、バスガイドの高峰秀子は末っ子みたいです。彼女も結婚適齢期らしくお見合いの話もあるのですが、なかなかその気になれません。と、書くと小津映画の原節子の役どころを彷彿させますが、一番の違いは原節子が山の手のお嬢さんであるのに対して高峰秀子が下町の娘なのです。原節子が結婚しないのを結婚モラトリアムというなら、高峰秀子が結婚しないのは姉たちや母親のうんざりするような結婚の現実を見てしまっているからなのです。
そんな彼女はある日、実家を出てひとり世田谷で借間暮らしを始めます。隣の家には、それまで高峰秀子が接することがなかったような兄妹(妹役は香川京子)が住んででいて、次第に親しくなっていきます。
原作は林芙美子。脚色は「花の百名山」の田中澄江。

写真上 新田町文化ホールの緞帳。女性のドレスがなんかクリムトぽい感じでした。

ところで「紀ノ川」の紹介はどうしたのか?有吉佐和子の原作らしいのですがピンとこないのです。田村高廣が長男役で出てたなぁとか、「大霊界」の丹波哲郎が次男役で出ていたなぁとか、音楽は武満徹だったなぁと思うくらいなんですね。どうも女性一代記みたいなものはニガテです。すみません。

Posted by fuqusuke at 20:28 | Comments (0)