2004年02月19日

インフォシークの契約が切れるらしい

ニフティからインフォシークにホームページを引っ越してから早や1年、あと1ヵ月でインフォシークiswebベーシックの契約が切れるとのことです。最初にニフティにホームページを作った2年前は、ビデオファイルや音声ファイルをアップロードするのがおもしろかったのでニフティのホームページ容量では足りなく思い「一太郎」のジャストシステムが提供するインターネット・ディスクを使ったりしていました。その後インフォシークのiswebベーシックの大容量300MBに魅力を感じてニフティからインフォシークに引っ越したのが1年前だった。
引っ越した昨年春はブログ(blog)に出会い、MovableTypeが設置できそうなXREA.COM(Value-Domein.com)に申し込みブログを始めた。夏過ぎくらいにXREA.COMよりももっとphpソフトやmySQLがかんたんに使えるロリポップを発見!現在に至っている。ビデオファイルや音声ファイルはほとんどアップロードしなくなった。
現在わたしがインフォシークで使っている容量は50M、XREAが56M、ロリポップが41M(ロリポップのユーザー専用ページでディスク容量をみると64M、データベースが含まれているようだ)XREAもロリポップもまだ余裕がある。それでfuqusuke Siteのメインインデックスをロリポップに引越ししようかと思っている。

追記 : その後indexを引越しました。ここです。

Posted by fuqusuke at 23:47 | Comments (0)

2004年02月16日

infoseekのブログ道場にping(トラックバック)してみる

infoseek「ブログ道場」 http://blog.web.infoseek.co.jp/blog/

「最近更新されたブログに自分のブログを表示しよう」の記事で指定してあるURLをコピー、MTの編集画面を開き「pingするURL」に貼り付けてあとはSave→Rebild。文字化けはしませんでした。EUCとUTF-8を判断しているのだろうか? infoseekはniftyのココログのようにpingサーバーを用意してくれればいいのになと、思う。毎回エントリーにトラックバックURLを指定するひとはごくわずかだろう。それで「ウェブログの設定」の自動的に通知するサイトに貼り付けておいた。これはどうもうまくいかない。infoseekへのpingがエラーになってしまう。「ウェブログの設定」から削除した。

*わたしの場合はブログのタイトル部分に時系列で日付が表示されるのはどうも必要ないと、このごろ思う。 それでMainIndexでの表示を変えてみた。

Posted by fuqusuke at 15:24 | Comments (0)

2004年02月13日

イラン映画「行商人/ペドラー」

初日はモフセン・マフマルバフ監督の「行商人/ペドラー」三つの話から構成されるオムニバス作品。

第一話。スラム街に二階建バスの廃車に暮らす一家がいる。夫は仕事がないようで妻は身籠っている。夫婦の子供は2人いるが親近結婚が原因とかでいずれも障害児。新しい子どもが生まれるが養育するだけの経済力がない。それで夫婦は生まれた赤ん坊を捨てようとする。モスクに赤子を置いて帰ろうとするが失敗する。次に「赤ん坊が困らないように」と願い裕福な家に置いて帰ろうとするが、これも失敗する…。と、ストーリーを記すとよくある社会の貧困層を描いたイラン映画なのだが、夫婦が出かける病院に入院している障害児たちの描き方が異色で、むかしのトッド・ブラウニング監督の「フリークス」を連想してしまう。「フリークス」では障害者も心あるニンゲンでしたが、「行商人/ペドラー」ではモンスターの印象が拭いきれない。

マフマルバフ監督は社会派の映画(って何を言っているのか自分でもよくわからないのだが)を撮るひとだとばかり思っていたのが、そうじゃないと知らされたのが第2話。老母とその息子がいる。ふたりの生活は母親の年金が頼り。母は車椅子の生活で言葉も話せないようだ。息子は心のどこかには結婚して母親からひとり立ちしたい願望があるのだが現実には頭が弱くおまけに分裂気味だ。興奮するとアパートのベランダに出て太鼓を叩きラッパを吹く。なんか「ブリキの太鼓」のオスカルを思い出す。老婆と息子の設定はヒッチコックの「サイコ」を連想してしまう。ある日息子は母の年金を受け取りに銀行に行くが、その帰り道に交通事故に巻き込まれる。ここから後の描き方がきわめて観念的なのでした。

第3話は、衣料品を扱う行商人が殺人現場を目撃してしまい、一味に捕らえられる。捕らえられたクルマのなかで行商人は自分の死をあれこれと空想する。酒場に着いてボスの前でも撃たれて死ぬことを空想する。空想では自分は死ぬが現実に戻ればまだ生きている…。そんな時突然警察の手入れがある。行商人は酒場から逃げようとし、また自分の死を空想するが…。

「行商人/ペドラー」で監督はイランの貧困層を描こうとしたのではなく監督の念頭にあったのは「誕生」と「死」という抽象的なテーマだろうと思う。それは映画の最初と最後に映し出される「新生児」を見ればあきらかなのではないか。あのシーンではキューブリックの「2001年」を思い出してしまった。

Posted by fuqusuke at 23:31 | Comments (0)

2004年02月01日

クルス・マルケル監督の「ラ・ジュテ」

2004-02-01.gif

写真は「サン・ソレイユ」のパンフレット

友人がクルス・マルケル監督の映画「サン・ソレイユ」のDVDと小津安二郎作品の映画「風の中の牝鶏」、「東京の合唱」、清水宏監督の「花形選手」、島津保次郎監督の「隣の八重ちゃん」のビデオを届けてくれた。

小津安二郎作品の映画「風の中の牝鶏」、「東京の合唱」は過日NHK・BSで放映していたのだが見逃していたし、「サン・ソレイユ」、「隣の八重ちゃん」も見たことがなかったのでうれしい。

最初に「サン・ソレイユ」を見た。前から見たいと思っていた作品。発売元は渋谷のアップリンクhttp://www.uplink.co.jp/ 何年か前にアップリンクで高嶺剛監督の「夢幻琉球 つるヘンリー」を見たことがある。ビデオやDVDも販売しているのだなと思う。このような映像を販売するのはアップリンクかイメージ・フォーラムくらいなものだろう。一般ウケするような作品ではないけれど、レンタル・ビデオで借りられるような作品ではないのでありがたい。

モノクロの画面、どうやらSFのような話らしい。スチール写真をもとに映像化したもののようで画面は動かない。ストーリーは写真だけで構成されていてモノローグのナレーションが映画を物語る。なかなかイイと思って見ていたら、これは「サン・ソレイユ」ではなくて、クルス・マルケル監督が'63年に撮った「ラ・ジュテ」だった。お目当ての「サン・ソレイユ」よりもこちらの「ラ・ジュテ」のほうが面白かった。この映画はテリー・ギリアム監督の「12モンキーズ」の製作に大きな影響を与えたというが、映画のデキとしては「ラ・ジュテ」のほうがずっとすぐれている。最近の映画は語る過ぎる。このクリス・マルケルの映画はモノクロのSF紙芝居という趣があり、見るものの想像力を刺激するのだ。そこがいい。また映画とは「映像」と「語り」なのだとあらためてかんがえさせられる。「サン・ソレイユ」は期待したほどではなかったけれどこの「ラ・ジュテ」を見られてよかった。クルス・マルケルが関わった映画でわたしが他に見ているのは「ベトナムから遠く離れて」だけ。

他の作品も見たいものです。

きようから「はてな日記」もおろしろそうなので試しに始めてみた。このエントリーははてな日記をそのままコピーしました。http://d.hatena.ne.jp/fuqusuke/

追記 小津安二郎の映画感想の掲示板はこちらです。 http://fuqusuke.main.jp/phpBB/

Posted by fuqusuke at 22:41 | Comments (2)